実験で自然の不思議学ぶ 東温で子ども会議 環境保護の大切さを体験学習
「とうおん子ども科学&環境会議」が30日、愛媛県東温市田窪の市中央公民館であり、市内全小学校の5年生約310人が実験などを通して自然の不思議や環境保護の大切さを学んだ。
市と市教育委員会が子どもの環境意識を高めようと、県や愛媛大などの専門家を招き毎年開いている。児童は10のグループに分かれ、使い終わった天ぷら油を加工した燃料で走るバイオディーゼル燃料車の試乗や魚の解剖などに取り組んだ。
気象について学ぶ授業では松山地方気象台の職員が、地表に近いほど上部の空気の量が多くなるため気圧が高いことや上昇した空気が冷やされ水の粒となって雲が発生する仕組みなど、身近な気象のメカニズムを紹介。児童は雨粒の観察やテーブルに置いた板を真上に引っ張り気圧の力を感じる実験に挑戦した。
川上小の真鍋佑渉君(11)は「気圧の力が思っていたよりも強いと分かり勉強になった」と感心し、堀田陸嘉君(10)は「雨粒の形を見られて面白かった」と話した。